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弁護士 齋藤健博 (東京弁護士会)

不倫をしてしまったけど離婚がしたい、離婚の話し合いをしたいけどとりあってもらえない、離婚の話をすると相手が感情的になってとりあってもらえない、相手の親とうまくいかないので離婚がしたい、お金にルーズなので離婚がしたい、、、これらは、性格の不一致、DV、不倫、子供の問題、お金を巡るトラブルなどと簡単にまとめることができない分野です。もちろん、多くの原因やすれ違い、お金のことなどで、離婚を悩んでいる方々が多くいます。

私は、毎日、多い日で1日10人以上の方々のお話をお伺いすることも多いです。みなさん、こんなに一生懸命に生きているのに、1人で悩み苦しんでいると思うと、憤りを感じることもあります。何か自分ができることはないか、少なくとももっと話しを聞いて、解決への道をつけたいと思います。

自分を大切にしてください
あなたの幸せな生活を守るための選択肢はたくさんあります
未来を具体的に想定し、そのためにはどう動くべきなのか。自分自身のことを、冷静にみれなくて当然です。まずは今の不安を早く取り除き、今後どのような幸せな人生を送りたいかを、一緒に考えましょう

自己紹介をさせてください

幼い頃から、人の指図にただ従うのは好きではなかったように思います。幼稚園児や小学生ながら、本当はしたくない遊びやゲームであっても、人に合わせている自分に気づいていた、ませた子どもでした。友だちと外で遊びまわるより、ひとに振り回されることなく、自分のやりたいことをやりたかったからです。自分のやりたいことは何か、わかりませんでしたけど。学校の先生たちは期待されている答えがもともとあって、それを言える子は優秀かもしれないなんて、気づいていても、逆らえないような、可愛くない子どもでした。一度「これ」と決めたらとことん熱中するけれど、意味を感じられないことには取り組まない。いまも、そんなに変わらないと思います。

あるとき、大学に進学すると、自由そのものでした。弁護士を目指す人が所属する、法学部ではありません。私をまっていたのは、やっぱりまた、自分はだれで何をしたいのかがわからない日々でした。人に強制をされるのはいやだけど、かといってやりたいこともない。同級生は、学生ながら起業する人や社会課題の解決に取り組むような人が、そこかしこにいました。そんな同級生との間に、大きな隔たりを感じて、ますます自分の価値がわからなくもなりました。あるとき、自分はなんとなく人生を選択している。本当にやりたいこともないまま、他人と比較して落ち込んでいる、劣等感を感じていることに気づきました。

「それなら、自分は別の道を行く」。理由はわからなかったけど。たまたま目に留まったのが、司法試験を受験すること。司法試験に合格して、弁護士になると、どんな人生があるのかイメージもつきませんでしたけど、法学部法律学科に入り直し、そのまま法科大学院へ進学しました。

恥ずかしながら、勉強を始めた当初は、具体的に弁護士になりたいわけでも、ましてや裁判官や検察官を目指したわけでも全くありませんでした。ただ法律の理論や論理を勉強するのが面白かっただけでした。

しかし、いま、多くのみなさんに相談をしていただいて、思うことがあります。それは、単に法律を理論的に振りかざすことには意味を感じません。ましてや、人を傷つけ、悲しませることにもなりかねないと感じるのです。「離婚をすると、有責配偶者からの離婚請求に関する判例法理、婚姻費用分担請求権、財産分与請求権、年金分割、慰謝料、親権の帰属、面会交流・・・と、法律論は明確に定めていて、一義的に決まるようにも思えます。しかし、、不倫をしてしまったら、一生離婚はできないのか?離婚をしても、子のことは大切なのは第一義です。でも、なかなか伝わらないのはなぜか?マンションを買うときに親御さんが援助をしていたら、その分も相手にわけなければならないのか?不倫をしてしまって、離婚をしたけど、子に全然会えなくて困っている・・・」など、単に法律の理論を研究し、勉強に没頭するのではなく、今は弁護士として、生の声を伺い、法律を動かす場面に没頭しているのです。もちろん主役は、相談者・依頼者のみなさんですから、まず、難しいことは抜きにして、どうしたいですか?と聞いています。

離婚がしたいなら、いま、どんな手段があり得て、どんな選択肢があって、どれをとるべきで、メリットは何でデメリットはどれか、丁寧に説明していきます。まずはどうしたいのか、これを軸にするため、教えてください。そのあとの難しいことは私が考えています。

離婚した後の生活をどうしていきたいかをお聞きして、
そのイメージに近づけるための方法を検討します

他人に悩みを話すことは、勇気がいることだと思いますが
納得できる選択をするために、話をしてください

離婚したいと考えている方から多いご相談

弁護士になりたてのころのことです。

ある女性依頼者の方で、新しい相手と一緒になりたいので離婚がしたい、というものがありました。新人弁護士であった私は、有責配偶者からの離婚請求は、認められないことが多いと直感的に感じました。

もちろん、一面の切り出し方によっては、身勝手な離婚だと思われるかもしれません。しかし、話を聞いていくと、自分の配偶者から、毎日のように罵倒をするラインが続いている、自分と不倫相手の会社にまで乗り込んで話をする、ここではかけないような人間扱いされていないラインでの人格攻撃をうけている状態でした。配偶者からも、今すぐ離婚してほしいと言われ続けていました状態でした。いざ、依頼者が離婚を切り出そうとすると、また人格攻撃が始まってしまい、話を続けることができない状態であることも確認できました。親密さが発展し、ある意味で人格攻撃をしてしまうことは、親しい間柄であれば、しかたがないかもしれません。しかし、執拗なラインは、配偶者本人からにとどまらず、相手の父親からも続き、ひいては勤務先にまで電話が鳴り止まない状態でした。

この状態を抱えながら、いつもと変わらないように、その依頼者が仕事を続け、家庭を支えていくことは、難しいように思えたのです。その件は、離婚調停を申し立て、無事に離婚を成立することができましたが、そのときにいただいた感謝の言葉は、いまも忘れることができません。

一緒に戦い続け、良かったと思っています。もちろん、今日も、相手の不倫が確認できたので、離婚がしたい、相手が不倫をしていると断言できるのかがわからないけれど、離婚がしたい、子の育て方が合わないので離婚がしたい、親の過干渉がきになるので、離婚がしたい、何も不満はないけれど長期間一緒にいて、子も大きくなったので離婚がしたい、毎日一緒にいるのが辛いので、離婚がしたい・・・などの相談を伺っています。

離婚したいと考えている方へのメッセージ

1人ではありません。

ネットなどで調べて、自分は有責配偶者なので離婚ができないのではないか?相手に非はないので、離婚はできないのではないか?と考え、弁護士に相談すること自体を躊躇してしまっていることが多いのです。他の弁護士に相談をしても、絶対無理だと一蹴されてしまったなんて話を聞くこともあります。

しかし、状況を整理してみると、そうでもないことも多くあります。現に、そういった事例にも、多数対応してきました。そもそも、自分自身で自分自身のことを冷静に判断できている人はいません。冷静に、第三者が判断をすることにより、離婚が実現できることは少なくないのです。

1人で抱え込まずに、ご相談してみてください。

少なくとも、人に話ができることは、1人で抱え込んでいる状態にくらべると大きな進歩なのですから。

最後に趣味について

全国の裁判所や依頼者のところへ行く時に乗る、”鉄道”です。

新幹線もあれば、地方の裁判所支部に連れて行ってくれる小さなちいさな私鉄もあります。鉄道に乗って、車窓をぼんやり…と見る時間はありませんが、鉄道は、必ず目的地に連れて行ってくれます。いろんな人が生活する駅を通りすぎ、人を乗せ、到着する頃には違う景色を見せてくれる。特急でも、快速でも、急行でも、各駅停車でも、鉄路に身を委ねる時間が幸せです。

ある教授は、鉄道と法律の思考法は共通するとおっしゃり、鉄道と刑法の授業を担当されていました。鉄道と依頼者の悩みは違うけど、鉄道と法律の考え方やアプローチは、同じです。(私の愛読書は、その教授の”鉄道と刑法のはなし”です)

子どもの頃から大好きな電車ですが、鉄路で眺める車輌や街並みは、どこまでも続いていく線路に乗る人生のようです。各駅停車と急行を駆使する快速急行のように柔軟に対応してきたいと考えています。また、各駅停車も、華型特急も、人生のポイントを通過するときには大きな音を出します。依頼者も人生のポイントを通過するわけですから同じです。

そんな電車のように、時には繊細に時にはダイナミックに、問題を解決していきます。

🚃このページは、斎藤健博自身が、想いを込めて、自分の言葉で書かせていただきました🚃


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