離婚した妻と子供の進学先について揉めています

ご相談内容

5年前に妻とは離婚し、その時点で、まだ子供が産まれてすぐだったこともあり、妻に親権を渡しました。

今は、2ヶ月に一回ほど、面会交流をして、子供の成長を確かめています。

最近、面会交流のときに、5歳になる子供が「塾に行きたくない」と文句を言っているので、話を聞くと、どうやら、妻は有名な私立小学校を受験するために、子供を塾に通わせているようです。

私は、子供を無理に私立小学校に入学させる必要はなく、近くの公立小学校で、伸び伸び通ってほしいと望んでいます。妻に、その話をすると、「あなたは、普段子供の面倒をみているわけではないので、口を出さないでほしい。私も私立で充実した学校生活を送って育ってきた、子供が私立に入ったら、離婚時の約束通り、お金だけ払ってくれればいいから」と私の意見は聞き入れません。

離婚したとはいえ、私も父親であり、養育費もしっかり払っていますので、意見を聞き入れるべきだと思います。

離婚時の親権

離婚時に、未成年の子供がいる場合には、親権者を決めなければなりません。子供の親権には、親権者(財産管理権の部分の権利と義務をおう)と監護者(身上監護権の部分の権利と義務をおう)があります

子供がまだ小さいと、母親が近くで面倒を見たほうがいいから、と妻側が親権を持つことが多いようです。

そうなると、父親は、簡単に子供にはあえなくなり、子供の成長につれて、お互いの教育方針に違いがでてきて、対立することが見受けられます。お子さんの福祉、といえば大上段に構えているようにも感じるかもしれませんが、子の成長には、やはり父性も母性も必要なのではないでしょうか。

子供の進路

ご相談者様の気持ちでは、自分の教育方針と元妻の教育方針の違いに焦点が言っており、父親と母親では、育った環境が異なるため、教育方針が異なってくるのは当然です。

まずは、子供にとってどちらが最適かを考えてみることが必要です。

ご相談者様のお子様はまだ小さいので、自分の将来への意思を聞き出すのは、難しいかもしれませんが、今までの子供の性格や、周りの学校環境を参考にしてみてください。

もう少し子供が大きい場合には、まず子供の意思を優先してあげてください。

父親の立場、母親の立場から、子供と話し合い、本人がどうしたいかを聞いた上で、アドバイスして伝えることが大切です。

決して、自分の価値観を押し付けず、子供がその進路を選んだときに、どういうことが想定されるかをの情報を公平に与えることが重要です。子供の将来がどうなるかは、どちらの親にもわからないことです。

ご相談者様の場合は、ご自身の面会交流時に、子供が発言された内容を、母親に正しく伝えて、その後母親と子供が公平に会話できるよう務めてください。

また、子供の気持ちが不安定だと感じたら、父親として会話したいからと、母親に伝えて、面会交流の時間を増やしてもらう提案をするのも方法の一つです。


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