旦那が離婚に応じてくれない!旦那に離婚を拒否されたときの対処法

この記事のポイント

  • パートナが離婚に応じてくれない場合にはどのような理由があるのか分析する
  • 不貞行為や精神的DV・モラハラなどによって法的に離婚が認められることもある
  • 離婚事由となる証拠を集め離婚問題に精通している弁護士に相談してみる

「旦那とは離婚したいのに応じてくれない!」

離婚したいと思っていても、離婚はお互いの合意が必要となります。しかし離婚したいとパートナーに伝えても、 拒否されてしまうことも珍しくありません。

あなたは感情をぶつければぶつけるほど拒否の態度も強くなってしまうこともあります。

このような状況においても離婚することをあきらめる必要はありません。

あなたの置かれている状況がどのようなものか冷静に分析しながら、その状況に適した方法を取ることが大事になってきます。

離婚してくれない理由を分析してみる

  • 離婚するためにはパートナーが離婚に応じられないという理由を掴むことが大事
  • 離婚したくないという理由はいくつもの理由が複雑に絡み合っていることが多い
  • 相手の考えや性格によって対策を講じることも必要

離婚してほしいということを既に伝えているわけですから、ご主人がどのような思いで離婚を拒否しているのか分析してみるとうまく離婚に持ち込むことができることがあります。

考えられるのは次の理由です。

  • あなたへの愛情が残っている、まだやり直せると思っている
  • プライドが許さない、再婚を許せない
  • 世間体を気にしている、親が反対している
  • 子供が心配、親権が気になる、子供と会えなくなるなど
  • 離婚後の経済的な問題、財産分与など

これらが複雑に絡み合って離婚を拒否しているということが少なくありません。拒否されているという場合においては、このような考え方やパートナーのクセなどを見抜くことによって説得するための方法が考えやすくなります。

離婚そのものを拒否しているのか、離婚条件に拒否されているのかを掴むことも大事です。 

離婚に応じてくれないパートナーと離婚するための条件

  • 不貞行為や不法行為があると民法において離婚事由と認められる
  • モラハラやDV、性格の不一致が離婚事由となることも
  • 法定離婚事由がない場合には調停離婚や裁判離婚を目指すことも

パートナーが離婚に応じてくれない場合には、今までの生活を振り返って離婚の原因とできるものはないか考えてみることが大事です。

例えば浮気や不倫など不貞行為や不法行為にあたるものがあれば、民法において離婚事由と認められるのです。

また浮気や不倫がなかったとしても、モラハラやDVなどがあれば夫婦生活を継続し難い重大な事由があるとして離婚が認められることもあります。

またすでに別居しているような場合であれば、別居期間が長ければ長いほど婚姻の破綻と認定され離婚が認められやすい傾向にあります。

そのような法廷離婚事由がない場合においては、 調停や裁判を利用して離婚しなければならない場合もあります。

ただし離婚に応じてくれない場合にすべて調停や裁判しなければならないものではなく、弁護士が介入することでうまく協議がまとまることもありますから早めに相談することが適切です。

弁護士が選任されると、一般的には相手側に通知を出し、弁護士が全面的に窓口となるので弁護士以外との接触を禁止していくことが通常です。

ただし、事案に応じてたとえば同居中の場合などは、うまく柔軟に対応していくのも実情なので、弁護士にしっかりご相談されることをお勧めいたします。

離婚に応じないパートナーと離婚する方法

  • 不貞行為や不法行為など離婚事由となる証拠を集める
  • 離婚に精通している弁護士に相談する

話し合いにおいてパートナーが離婚に応じない場合、なかなか冷静に話し合いを行うことも難しいのではないでしょうか。ついつい感情的になってしまうこともありますので、結局離婚できないということも珍しくありません。

冷静に対処するために、不貞行為や不法行為、その他婚姻を継続し難い事由など、証拠となるものを集めておくことが大事です。

特に浮気や不倫などがあったと推測される場合、不倫相手とのやり取りのLINEやメールは証拠となるものですし、そのような明確なものがないとしても推測できる記録や日記などを残しておくことも大事です。

またどのようなものが証拠とできるのかについては離婚問題に精通している弁護士に相談することが適切です。

また法定離婚事由がないような場合においても、弁護士が介入するだけで拒否していたパートナーが離婚に応じるというようなこともあります。

弁護士が介入すればパートナーも冷静に話し合いができますから、思いの外、スムーズに離婚が進むこともあるのです。

要は、いきなり慰謝料請求する!とか、絶対財産分与をとる!とかに拘泥するのではなくて、適切なタイミングで、適切な戦略に基づいて対応していくことが重要なのです。

まとめ

  • パートナが離婚に応じてくれない場合にはどのような理由があるのか分析する
  • 不貞行為や不法行為などによって法的に離婚が認められることもある
  • 離婚事由となる証拠を集め離婚問題に精通している弁護士に相談してみる

離婚はどのような理由であったとしてもお互いに同意があれば認められるものです。ただし逆を返せば、パートナーに離婚を拒否されてしまえばスムーズに離婚できなくなってしまうことも多いのです。

あなたが離婚を決意していて、意志が固いのであれば冷静に話し合いを進めるためにも、離婚問題に精通している弁護士に相談することが適切だといえます。

不貞行為や不法行為などがあった場合においてはその証拠を集めることが大事になりますから、弁護士に相談しながらどのようなものが証拠にすることができるのか相談してみると良いでしょう。

また離婚事由がない場合においても弁護士が介入することでスムーズに解決できる場合もありますから、まずはどのような状況なのか相談してみることが適切です。

いずれにおいても一人で抱え込まないことが大事です。 

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