不倫相手について、全て調べたい

ご相談内容

最近、夫の帰りが遅くなり、携帯ばかりいじっているので、間違いなく浮気をしていると思います。ちらっと、携帯に女からのメッセージが見えるのですが、 確実な証拠がなく、夫に問い詰めてしまうと 証拠を隠すような気がしています。

自分で、夫を尾行したいとは思いますが、子供もおり、そのような時間はありません。友人に相談したところ、探偵事務所に頼むしかないと言われ、 探偵に依頼し、夫が浮気相手とホテルに入る所の証拠をつかみました。

浮気相手の 名前と住所はわかったのですが、どんな仕事をしてて勤務先がどこか、実家はどこなのか、 兄弟はいるのか、貯金はどのぐらいあるのか、など浮気相手について詳しく調べたいと思っていますが、探偵からは、それ以上はできませんと言われました。

浮気相手についての情報を多く集める事は、だめなのでしょうか。

興信所

ご相談者様のように、配偶者が浮気をしていると気がついてもなかなか証拠を得ることができない場合、探偵事務所(興信所)に頼むことが多くあります。 探偵事務所に頼むと、複数人で尾行したり、個人では絶対に入手できないような証拠を抑えてくれます。

しかし、 探偵事務所はいろいろあって、なかなかどこが良いかわからないことも多いと思います。また費用もバラバラで業者によっては数十万円のところから数百万円のところまであります。

依頼する場合には、ネットで公開されているいろいろな情報を比較検討すると良いと思います。

不倫相手は細かく調査できない

配偶者が、探偵に依頼するのは、浮気をしている場合浮気の証拠を掴み、配偶者と不貞相手に慰謝料請求することが目的です。

したがって、基本的に配偶者の事は調べてもいいけれども不貞相手については調べあげてはいけません。

夫は 自分の配偶者なので、妻には調べる権利がありますが、不貞相手は赤の他人です。法律上、赤の他人である人について妻が勝手に調べる事は、プライバシーの侵害に当たる恐れがあります。

探偵事務所は、夫を尾行する中で、不貞相手を知ることであり、不貞相手自身の個人情報を調査することはできません。

逆に、探偵事務所の方から、浮気相手について調べましょうか、などと持ちかけられた場合は注意が必要でしょう。

不貞相手への復讐は不利

探偵事務所により、 浮気相手がいることを特定できて、住所と表札までわかった場合、それ以上知りたくなるかもしれません。しかし、 妻がその浮気相手について、積極的に名前や勤務先住所等を調べる事は不法行為に当たります

裏切られた気持ちから、つい仕返しをしたくなることもありますが、個人的な仕返しは、慰謝料請求でも不利になるばかりか、名誉毀損罪や暴行罪で訴えられる可能性まで作ってしまいます。

例えば、 相手の勤務先を調べて、浮気をしていると噂を流したり、中傷の電話をかける、 また不倫相手と話している中で、相手を公衆の面前で罵倒したり、コップの水を浴びせたり、平手打ちをするなど、度を超えた不法行為と捉えかねないません。

後々、慰謝料請求をきちっとするためにも、自分の心の傷を深めないためにも、気持ちを冷静に保って行動してください。

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