結婚して、夫の親と同居していましたが、姑に我慢できず実家に戻ったら、離婚を言い渡されました。

ご相談内容

結婚して、夫の実家で生活しています。はじめは、うまくいっていたのですが、3ヶ月くらいから、姑の干渉がひどく、夫婦生活までに立ち入ってきます。我慢できずに、実家で1週間ほど過ごしたところ、夫から離婚したいと申し出がありました。
夫のことは好きなので、離婚したくないのですが、このままだと裁判もすると言われています。
裁判されて離婚にならないようにしたいです。

悪意の遺棄

実家に1週間帰ったということを理由(悪意の遺棄)にして、離婚判決がでることがありませんので、安心してください

ただし、離婚に対して争いを係属していると、離婚調停を申し立てられてしまう余地はあります。

まず、裁判前の調停をしたとしても、婚姻継続の意思があれば、一方が離婚しない、すなわち、離婚原因を充足している事件ではないと主張する立場をとれば、不調に終わり、離婚にはなることはありません。

そして、離婚調停だけでなく、現在別居をしているのであれば、婚姻費用分担請求権といって、生活費の支払い請求ができるのです。

そもそも実家に1週間帰ったくらいで、夫から離婚したいと申し出があるのも、不自然ですね。姑の影響もあるかもしれませんので、まずは、夫と2人だけで話し合ってみることをお勧めします。調停などになると、代理人・調停委員・裁判官などと、関係者が膨らんでいってしまい、双方の意見がダイレクトに伝わっていくことはなくなっていくのです。おそらく、それは望んではない無いのではないでしょうか?

夫と2人で話し合い、実家から戻る意思はあることを伝えてください。

その上で、婚姻は継続したいこと、姑との仲も折り合いをつけていくよう努力する、というコミュニケーションをしてみてください。

それでも、もし、絶対、夫が離婚しかない、とずっと言い続けるのであれば、その点で夫婦関係は破綻しているともとらえられかねないことになってしまいます。

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