離婚調停で、陳述書を用意するように言われました。何を書いたらいいでしょうか。

離婚調停

離婚に際して、夫婦間での話し合いがまとまらず、離婚が成立しない場合には、家庭裁判所に調停を申し立てます。

調停では、夫婦がそれぞれ持ち寄った言い分をもとに、男女各1名ずつの調停委員が入り、話し合いを進めます

調停での陳述書

調停の際に、陳述書を準備しておくと、話し合いがスムーズに進みます。調停は限られた時間ですし、調停委員にも言いたいことがしっかり伝わりますし、また後から言い忘れた内容があったなどがないようにしましょう。

記述すべき内容としては
- 家族構成
- 夫婦の職業、世帯の収入、資産など
- 世帯の支出状況
- 夫婦の出会いから結婚までの経緯
- 結婚してから離婚事由にあたるまでの問題の経緯
- 問題発生から現在までの経緯
- 現在の自分の気持ち
- 相手への要望
- どのように着地したいか

などを、時系列順にわかりやすく記述してください。思い出すことも多いので、一度には書けないと思いますので、少しずつ時間をかけて書いて言ってください。

調停にむけて

調停では、筆記用具や、時系列な質問や今後の予定を聞かれたときようにスケジュール帳、証拠や書類なども持参してください。

また初対面の調停委員にあって、自分の意思を伝えるわけですから、服装や髪型もできるだけよい印象になるように、言葉遣いも丁寧にすることもおすすめします。

待合室にはベビーベットもありますが、話し合いがスムーズに進めるためには、できるならば預けてくることも検討してください。

なお、陳述書を要求してくる調停委員も経験上いらっしゃいますが、基本的には答弁書を提出し、通常の準備書面を提出することのほうが多いように思います。もし陳述書といわれたら、一応、なぜ陳述書が必要であるか、意向を確認しておくべきでしょう。

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