ご相談内容
妻と2年前に結婚して、すぐに子供に恵まれました。1歳になる娘はとても可愛いのですが、自分には似てないなと薄々感じていたところに、妻から、実は結婚後、以前付き合っていた男性と交渉をもった時の子供だと思うと、告白されました。
DNA鑑定をしたところ、自分の子供ではないことがはっきりし、騙されていたことに、大変傷つき、子供も可愛く思えなくなりました。裏切り行為をした妻を許せず、すぐ別れて、子供とも縁を切り、この過去を忘れたいです。
離婚できます
妻が、夫以外の男性の子供を産んだことは、不貞行為をしたことは明らかですから、夫からの離婚請求はできます。妻が有責配偶者となりますので、離婚時には、慰謝料請求も可能です。
子供の除籍をします
ご相談者は、婚姻中に生まれた子供が実子ではないとういうことですから、家庭裁判所に「嫡出否認」の調停を申し立てることを検討しなければなりません。
注意する点は、自分の子供ではないと知ったときから、1年以内に申し立てる必要があります。
今回はDNA鑑定も行って、親子ではないことが明らかなので、問題ないかと思いますが、この申し立てが却下された場合は、家庭裁判所に「親子関係不存在」の訴えを起こすことになるので、他の手段はあるのですが、親子関係不存在確認の訴えは訴訟になるので、できれば一年以内に早期解決すべきでしょう。
問題は、お子さんとお父さんが良好な関係を築いてしまっている時です。法的にはっきりさせておくのもいいでしょうが、やり方、に関しては、家族内で向き合う必要があるのではないかと思います。